京都市在住の若手サックス奏者が、このほど開かれたジャズの聖地での舞台にむけ、語りかけるような奏法に磨きを、と精進している。
大徳寺塔頭(たっちゅう)・正受院(北区)に住む福代亮樹さん(23)。
ジャズの全国大会でグランプリに輝いた。
禅寺の長男として育ち、中学でテナー・サックスを吹き始めた。
プロ1年目の快挙で、副賞として米国ニューオーリンズ市での演奏権を獲得した。
ジャズ・コンペティション」で、本選に進んだ15組の中で最高の評価を得た。
4歳からピアノを始めたが「譜面通りに弾くのが苦痛だった」という福代さんは、旭丘中吹奏楽部(北区)でサックスに触れる。
曲を自分流に崩して表現するジャズのステージも張りつめた空気が漂う。
精神統一が大切」という。
奴隷制度下の黒人の嘆きがブルースとなり、発展した演奏がジャズ。
来年4月のニューオーリンズでの舞台にむけ「(ジャズミュージシャンの登竜門で10月に開かれた「第3回神戸ネクストジャズの楽しさをしり、スタン・ゲッツやジョン・コルトレーンらの演奏を聞き込んだ。

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