協議会は本年度中に、
ジオパークの登録地域でつくるネットワークへ準会員として加盟し、来年4月に正会員申請する予定。審査を経て早ければ9月に登録となる。 白石名誉教授は「人と自然のかかわりという意味では湖を干拓した大潟村もある。
男鹿半島はジオパークとして ...
河北新報 東北のニュース/男鹿半島をジオパークに 来秋認定へ推進協が活動
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101109t45012.htm
秋田県の男鹿半島とその周辺の地層や景観を生かし、地域をジオパークにしようと、官民でつくる推進協議会が来秋の「日本版」認定を目指し、活動を本格化させている。
自然観察会の開催などを通じ、活動をアピール。登録後は貴重な自然を保存しながら、学習の場や観光スポットとして活用し、地域の振興につなげたい考えだ。
ジオパークは国立、国定公園と異なり、環境保全にととどまらず、教育や観光に活用し地域の活性化に貢献することが求められる。
国内には世界ジオパークに登録されている「洞爺湖有珠山」(北海道)「糸魚川」(新潟県)など4地域を含む14地域あるが、東北にはない。男鹿のほか磐梯山(福島県)、むつ市、八峰町(秋田県)などが登録を目指している。
ジオパーク化を提唱した白石建雄秋田大名誉教授(地質学)によると、男鹿半島は日本海ができる以前の数千万年前から現在までの環境の変化を知ることができる貴重な地域。数十万年の間に火山の噴火が3回起きた激しい地殻変動も地層で見ることができるという。
協議会は男鹿、潟上両市、大潟村のほか、NPOや観光関係団体が3月に設立。10月20日の総会では「費用対効果の面で疑問」などとの理由で脱退した潟上市を除き、男鹿市、大潟村を中心にジオパーク登録を目指すことが決まった。
半島の南側に位置する鵜ノ崎海岸では参加者が化石探しに挑戦、魚の化石を見つけると歓声が上がった。
協議会事務局の男鹿市教委は、地層や地形を見るのに適した場所を記した地図を作るなどPRに躍起。
「ジオパークの登録を機に、子どもに魅力を知ってもらい、生涯学習や観光に効果を波及させたい」と意気込む。
協議会は本年度中に、ジオパークの登録地域でつくるネットワークへ準会員として加盟し、来年4月に正会員申請する予定。
男鹿観光総合パンフレット「男鹿半島」|男鹿市観光協会PR