「実はこんな話があって……」と、あなたがとっておきの話をすると、お客が興味深げに聴いてくれた。
さらにいろいろと話をしたけれども、だんだんとお客のテンションが落ちていってしまった……。
お客も最初は聴いてくれていても、だんだんと退屈し、最後には店に来てくれなくなります。
「自分を語ることで客を楽しませようとするのがアマチュアなら、客に語らせることでなごませるのがプロなのである。
」(『銀座バイブル』より) お客に「語らせる」ために大事なのは、あなたが質問することです。
「最近どうでした?」
とあなたが質問すれば、お客は否が応でも「最近どうだったかなあ?」といろいろなことを考え始めます。
あなたが質問することが呼び水となり、だんだんとお客の記憶を活性化させていきます。
お客が話し始めたら、すかさず相づちを打ったり、お客の言葉を繰り返しながら、相手の話にただついていきます。
あなたが聴きたい話ではなく、お客が話したい話を聴くことです。
「語る」よりも「語らせる」。
「楽しませる」よりも「なごませる」ことがポイントです。
接待時には、このようなことに気をつけて行えば相手は満足していただけるでしょう。
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